こんにちは、台湾在住WEB制作エンジニアのたいち(@taichi_kun51)です。
この記事は「提案がなかなか通らない人」のために書きました。
もしランサーズやココナラで毎日複数県提案しているにも関わらず、思ったように採択されていない方は、この記事で紹介するチェックポイントを1つずつ潰していきましょう。
・関西外国語大学で英語を学ぶ
・アメリカ ユタ州立大学へ留学
・京都大学 大学院で認知言語学の研究
・某大手学習塾で英語教師兼教室長を務める
・台湾の日本語学校で日本語教師兼広報課課長
・現在はWEB制作エンジニアとして活動中


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発注者の心理を理解する

クラウドソーシングで依頼すると、自分が思っている以上に非常に多くのフリーランサーや企業から提案文が届きます。そんなたくさんの提案の中からどうやって1人だけを選ぶでしょうか。
まずは、発注者の心理を理解することが重要です。
※賛否両論あるかもしれませんが、僕は何度か偽発注をして、提案文の書き方や費用感などを確認したことがあります。(心は痛みましたが、いい勉強になりました。)
以下では発注者が気にするポイントを3つ紹介していますが、発注者によって比重は異なります。
発注者がどのポイントに重きを置いているのか見極めて、正しく提案できるようになってください。
スキルは十分か
こちらが本業なのか副業なのかといったことはお客様には関係ありません。
お客様のスタンスとしては「いいモノができればOK」といったところです。
そこで最初に見られるポイントはスキル=実績の部分です。
よほど予算を気にしていない限り、スキル=実績のない人にサイト制作を頼もうとは思いません。
(だから駆け出しこそ案件の獲得が難しいのです!)
模写サイトでも構わないので、提案する際には必ず自分が制作したものを送るようにしましょう。
当然ですが、プラットフォーム上にポートフォリオを掲載する項目があれば、そこもしっかりと記述しておきましょう。
制作したサイトが多くなると見る方も大変ですし、発注者はいちいち全てのURLを見ません。
そこでオススメする方法は、制作したサイトの画像をPDFにまとめて送ることです。
この時に、制作にかかった時間や費用なども書いておくと良いでしょう。
僕はAdobe XDでリンクを共有することもあります。
人間的に問題ないか
スキルの次に気になるのは人間的に問題がないかということです。
人間的にというのは、仕事を進める上での最低限のマナーがあるかということです。
・即レス
・丁寧なやりとり
・細かな進捗報告
・分かりやすい説明
実績はすごくても、返信がなかなか返って来なかったり、納期がいつも遅れるような人に仕事は頼めません。
当たり前のことのように思えますが、発注する側に回ってみると、意外とこういうところができていない方は非常に多いです。
納品してもこのあたりの評価が悪いと、レビューで書かれてしまったりもするので、そうなってしまうと次回以降の案件獲得が更に難しくなってしまいます。
どれだけオンライン化・デジタル化が進んでも、仕事は人と人とのやりとりなので、コミュニケーションを避けて通ることはできません。
相手の負担を減らして気持ちいいコミュニケーションを心がけましょう。
予算に合っているか

発注者が経営者であればともかく、WEB担当であればWEB制作に充てられる予算が決まっているはずです。それを超えてしまっては、どれだけ素晴らしい提案をしても採択されることはありません。
また他にも多くの提案者がいる中、実績のない人が強気な値段設定をしてもスルーされるだけです。
ですので、ある程度実績が溜まってくるまでは低単価で提案することをお薦めします。
駆け出しに必要なのは、報酬金額よりも実績です。
報酬金額< 実績
実績0と実績1では雲泥の差があります。
駆け出しの方が挫折してしまうのは、ここのハードルを越えられないからです。
時給換算すると500円を切ってしまうこともあるでしょう。
(僕は初めの頃250円でした….)
強気な価格設定や単価アップは実績があればいくらでもできます!
まずは低単価でも実績0から脱出することを目指しましょう。
ですが注意もあります。
- 要件定義をしっかりと行う
- 金額に理由をつける
1.要件定義をしっかり行う
どこまで担当するのかを事前にしっかりと決めておかないと、無限修正のループにハマったり、追加機能の実装などもお願いされてしまいます。
これを回避する一番簡単な方法は料金表を作成しておくことです。
料金表の例
・Topページデザイン = 〇〇万円
・Topページコーディング = 〇〇万円
・下層ページコーディング(1ページ) = 〇〇万円
・レスポンシブ対応 = 〇〇万円
*追加機能の実装やコーディング後のデザイン修正は追加で頂戴いたします。
2.金額に理由をつける
ただの金払いの悪い客に捕まってしまうと、調子に乗って買いたたかれる可能性もあるので、「信頼構築のために初回は~」「クラウドワークスでの実績はまだ0ですので~」というふうに、どうして安く受注できるのかを明確にしておきましょう。
そうすれば次回以降リピート案件があった際に新しく単価を交渉することができます。
プロフィールを充実させる

発注者は依頼者を決める際に必ずプロフィールを見ます。
めんどくさい作業ですが、1回作ってしまえばしばらく変える必要もないので、ここは手を抜かずに作りこんでいきましょう。
写真
当然ですが、自分の顔がはっきりと分かる写真がベストです。
しかし中には顔出しNGの方もいると思います。
そういう場合は自分の似顔絵などを設定しておくと良いでしょう。
ココナラで安く制作してもらうことができます。
写真が何も設定されていないのは論外です。
また、コロコロとプロフィール写真を変えてしまうと印象に残りづらいので、ある程度こだわりを持って写真を選定するようにしましょう。
名前
名前もできれば本名を出した方が信頼性は上がります。
ですが、個人情報を出し過ぎるのも怖い世の中なので、下の名前だけ、またはニックネームなどでも問題ないかと思います。
デフォルトのユーザーネームそのままはNGです。
また、気をつけたいポイントとしては、相手がタイピングしにくい名前は避けるということです。
メッセージでやり取りをしていると、何度も相手の名前を打つことになりますが、その際になかなか変換が出てこない漢字を使っていたり、英語との組み合わせだったりすると、それだけでめんどくさがられてしまいます。
名前の後ろに@でアピールしたいことを一言添えるのもいいですね。
例)たいち@使いやすいWEBサイトを納品します
意外に大事なこと
発注者になったらわかると思いますが、ランサーズやクラウドワークスで依頼をかけると数十件の提案が届きます。提案の数が100を超えることも珍しくありません。
ぶっちゃけます!!
正直、全ての提案に目を通している時間はありません。
プロジェクトの規模や提案文の質にもよりますが、見て最初の10件です。
それ以降はほぼ無視します。
なので、新しい案件が投稿されたら1番に提案文を出すことが大事です。
どれだけ素敵な提案でも見てもらえなければ意味ないですからね。
見てもらうために1番に提案することを心がけましょう。
もしくはやや強引な方法ですが、直接DMを送るのも1つの手です。
まとめ
最後にもう1度、チェックポイントをおさらいしておきます。
・スキルを身に付ける
・実績の見せ方を工夫する
・コミュニケーションでストレスを感じさせない
・報酬金額よりも実績を重視
・金額に理由をつける
・プロフィールを充実させる
・誰よりも先に提案する
0から1を達成するのが一番大変ですが、ここを突破できればどんどん楽になっていくので踏ん張りましょう!


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