台湾在住WEB制作エンジニアのたいち(@taichi_kun51)です。
最近は紹介案件やリピート案件が多くなってきたので、以前ほどクラウドソーシング系のサービスを利用することが少なくなりました。
でも「認定ランサー」の称号を剥奪されるのも嫌なので、良さげな案件には提案するようにしています。
以前はとにかく「量が大事」と半ば勢いに任せている部分が強かったのですが、最近は質にも拘るようにしています。
すると明らかにお客さんからの返信率が上がりました。
以前は10件提案して1~2件の返信があるかないかくらいだったのが、ここ最近は5件の提案でも3件は返信をもらえるようになりました。
どうやったのかと言うと、めちゃくちゃ丁寧に提案しただけです。
ほぼコンサルです。
では具体的に提案の中身を紹介していきます。
まずはその前にこちらの動画をご覧ください↓↓
めちゃくちゃイイこと言ってます。
動画は見ましたか?
それでは参りましょう。
・関西外国語大学で英語を学ぶ
・アメリカ ユタ州立大学へ留学
・京都大学 大学院で認知言語学の研究
・某大手学習塾で英語教師兼教室長を務める
・台湾の日本語学校で日本語教師兼広報課課長
・現在はWEB制作エンジニアとして活動中
すでに300名以上が受講しており、高評価も多くいただいています!
提案文の項目
まずは提案文に以下の項目を盛り込むようにしました。
提案文に盛り込む10項目
①SEOで上位表示を狙うキーワード
②競合分析
③現状分析
④対策
⑤お見積り
⑥自己紹介
⑦実績
➇制作フロー
⑨経歴
➉締めの言葉
⑥~➉はテンプレですが、このテンプレのみで営業している方がほとんどだと思います。
それぞれ解説していきます。
①SEOで上位表示を狙うキーワード
SEOのキーワードでまず必ず対策すべきなのは「地域+業種」です。
たとえばお客さんが岡山県 瀬戸内市で学習塾経営をされている方であれば、「瀬戸内市+学習塾」となります。大きい地域の場合はさらに絞り込んでも良いでしょう。
「地域+業種」の次に押さえておきたいキーワードは、「地域+業種+〇〇」です。
〇〇は業種によって変わってきますが、先ほどの学習塾の例であれば「費用」「受験」「個別」「集団」「講師」「アルバイト」などです。
そしてこの〇〇には、出来るだけ強みとなるキーワードにした方がいいです。
ビジネスモデルとしてはあまりよくないですが、安さが売りの学習塾であれば「瀬戸内市+学習塾+費用」で検索された際に上位表示できるようなコンテンツを入れていきます。
お客さんはSEOやキーワードと言われても何のことか理解していないケースが多いので、
事前にこちら側で上位表示を狙うキーワードを教えてあげます。
②競合分析
競合分析では、実際に①のキーワードで検索した際に現状上位表示されているサイトを3~4つピックアップし、それぞれのサイトを分析していきます。
※リスティング広告で上位表示されているサイトは除いてください。
分析の指標は以下の4つです。
分析指標
■権威性
■ドメインパワー
■MEO対策
■コンテンツの充実度
権威性・ドメインパワー
権威性とドメインパワーについては、MozBarというChromeの拡張機能を使えば一発でわかります。
MEO対策
Googleマップで検索した時に何番目に表示されているかを確認します。
また口コミの数もチェックしておくと良いでしょう。
コンテンツの充実度
サイトの運用歴が長ければ、大したコンテンツがなくてもドメインパワーだけで上位表示されることがあります。
そういう場合は、しっかりとコンテンツを作り込んでいけばその内勝てます。
競合サイトのコンテンツ量、内容、新鮮さを分析して、今からコンテンツを作っていって勝てそうかを判断します。
「site:https://(ドメイン)」をGoogleの検索バーに入れると、そのサイトにどのくらいのコンテンツが入っているか確認することができます。
「site:https://(ドメイン)」
③現状分析
現状分析では全て正直に伝えます。
競合分析を行った上で今からSEO対策をして勝てそうなら、それに向けたサイト作りを提案していきますが、競合が強すぎたり、ポータルサイトが育ちすぎている場合は、SEO対策をしても無意味な結果に終わる可能性のほうが高いので別の対策を提案します。
勝てるか勝てないかの基準ですが、今から6か月以内に少なくともGoogle検索の1ページ目に載せられるかを目安としています。
④対策
▼SEOで勝つ
現状分析を行った上でSEOで勝ちに行くなら、キーワードを洗い出して、どんなコンテンツを入れていけばいいのか提案します。
具体的なキーワードに関しては、契約を結んでからでもいいと思います。
▼リスティング広告
SEOで勝てないなら、リスティング広告またはSNSを絡めた施策を提案します。
リスティングはサイトへのアクセスを増やす分にはほぼ確実ですが、お金もかかってくる且つ資産にならないので、お客さんとじっくり相談する必要があります。
▼SNS
よりライトにできる対策としてはSNSを絡めた施策があります。
インスタのハッシュタグ検索で競合のアカウントに見て、フォロワーやイイねの数、投稿の質、属人性の有無などをリサーチします。
これも3~4アカウントほど見ておくと良いと思います。
その結果をまとめて、SNSからの流入を見込んだサイト制作を提案します。
SNS広告も気軽に出稿できるので、キャンペーンなどを打つタイミングでブーストをかける方法も有効です。
⑤お見積り
ここも非常に大事です。
金額入力欄に合計額をドンッと書くだけの人が多いですが、その数字に何が含まれているのか詳しく書いたほうが丁寧に決まっています。
最低限記載すべき項目はこちらです。
見積もり項目
・ワイヤーフレーム
・デザイン
・TOPページコーディング
・下層ページコーディング
・レスポンシブ対応
お客さんが全くIT知識のない方なら、ドメイン取得やサーバー契約代行も含んであげてもいいかもしれません。
ようやく自己紹介
上記のことをやると、少なくとも30分はかかります。
めっちゃ疲れます…(笑)
1つ提案するだけで30分はかけ過ぎと思われるかもしれませんが、ここまで丁寧に提案するからこそお客さんは気になって返信してきてくれるんだと思います。
まぁ普通はここまでしませんからね。
でも、これを繰り返していくと自分の提案力も磨かれますし、総合的なビジネス戦闘力も確実に上がります。
ここまでしてからようやく自己紹介です。
提案文の一番最初に「こんにちは、〇〇です!」とエネルギッシュに挨拶をしても「お前だれやねん」となるだけなので、自己紹介は最後に添えるくらいがちょうどいいです。
僕の場合は以下の5点を載せています。
自己紹介
・挨拶
・実績
・制作フロー
・経歴
・締めの言葉
おわりに
なかなか案件が受注できないと悩んでいる方はステージを上げることを意識してみてください。
いきなり案件受注を狙うのではなく、まずは返信をもらうことに全集中です!
すでに300名以上が受講しており、高評価も多くいただいています!